バイカー社長のつぶやき
海外ツーリングに行きたいと思ってる人に、ちょっとでも後押しできればという体験談です。
ぜひ、海外ツーリング行ってください。最高です! ※写真はすべてiPhoneかGoPro(軽量化)
自分へのプレゼント。海外ツーリング。
11月21日 今日は60歳の誕生日です。
車好き。バイク好き。アウトドア好き。ツーリング好きの自分にとって海外でツーリングするのが夢でした。まず実現するためにどうするか。いろいろネットで調べました。ツアーに参加するか、いやツアーじゃ金額も高いし自由度も少なくなるし。できれば自分のバイクで行けるのが理想でしたが、かなり手続きがいるのと輸送金額もかなりいきそう。で、樺太という案も考えましたが北海道までの自走移動もあるしちょっとむりか。どうする、どうする・・・
海外ツーリング計画 その1
2016年1月
ネットでいろいろ、検索 海外ツーリング でみんなすごい時間をかけて行ってる。そんなブログを楽しみに読んでいました。いいな、こんな時間かけられれば、英語が話せれば、自分は会社を経営してるので時間はあまりかけられないし、英語はほぼ話せない。やっぱりツアーに参加するしかないのかな。と思っていました。ある人のブログに日本人経営のバイク屋さんがカナダのバンクーバにあって、そこでバイクを買いアラスカから南アメリカアルゼンチンまでいくというブログを見つけました。すごいなこんなこと。
いいなー。ブログの更新が毎日楽しみになり今どこ、こんなとこ行ってるそのブログを読みつずけるうちに、よしッ、やってみるか。ということでバンクーバーのWINDBELLにメールを送ってみました。思い切って2週間休みを取ろう、40年近く働いたから2週間ぐらいはいいでしょ、だんだん年をとってあの時行っとけばよかったという後悔したくないしい。
WINDBELLさんとのメールのやり取りで、もちろん日本語、ありがたい。いろいろ相談をして、日程、レンタルバイクの車種等を決め後は、エアーのチケットを取ってしまえばあとは行くだけ。
不安いっぱいですが、飛行機の料金できるだけ安く行くにはといろいろ調べ、2月にANAでのバンクーバー直行便をネットで予約。早めに取ったので約10万円。これで6月13日出国から6月28日帰国の日時が決まった。予算はあまりないのでキャンプにしよう、2、3日おきにMOTEL。なんて計画を立てる。
Google mapを毎日のように仕事の合間に見て、距離を計算、写真を見ながら計画立てるのは実に楽しい。
ちょっと相談をという方は、営業のナガオさんという女性に
WINDBELL MOTORCYCLE www.windbell.ca
1424 Crown St. North Vancouver BC V7J1G5 Canada Tel & Fax: 604-990-9876 Open: Mon-Sat 9-7
Eメール: info@windbell.ca
海外ツーリング計画 その2
2016年5月
カナダ出発までまじかになってきた。ちょっと長距離キャンプツーリングの練習にでも行こうと、連休を利用して、1泊2日のツーリングに出かける。東京から石川県能登半島の最北端までのツーリング。不備はないかのテストツーリングに単独で出かける。いつもは仲間と行くがあえて単独。往復約1,000km。
6.13 出発
ついに、出発当日。荷物は結構あって羽田空港で預ける荷物2つ。重量制限はギリギリ。カナダドルとアメリカドルにチェンジ。不安だった空港からWINDBELLまでは、空港に迎えに来てくれることになっているので安心。日本語での対応ができるバイク屋さんでよかった。
さ、これからだ。
6.13 バンクーバーからウィスラー
バンクーバー空港に到着。問題なく入国。出口でWINDBELLのナガオさんとあうことができました。
まずは、今回WINDBELLさんではレンタルするバイクが用意できなかったので、提携しているB.C.というバイクレンタル屋さんに向かってバイクを借り出して、WINDBELLに向かうことになった。
レンタルバイクは、HONDA 500Xというバイク。日本ではBMW F800GSとBUELL X1に乗っているが、レンタルバイクは初めてなので立ちごけしないようにシート高が低いやつで料金的に安いやつ。ちなみに1日カナダドルで$100、15日レンタルで5,000kmまでオーバーチャージは1Kmごとに$0.20。F800GSだと1日$125。
サイドボックスとトップボックスが込で、まだ5,000kmしか走っていない車両でした。予定では5,000kmぐらいなのでオーバーするかどうか。手続きはナガオさんが進めてくれて、最後にここへサインしてくださいとスムーズに手続き完了。カードで保証料として$2,000、何もなければ返却時に返金してくれるというシステム。
あとはバイク屋の兄ちゃんに、チェーンオイルとエアーのボンベとエアーレベルゲージを渡され、チェーンオイルは途中でつけてと英語言ってた。
WINDBELLまで市内を走る。海外をバイクで走る、いい感じ。レンタカーは何回か運転はしたがバイクはもちろん初。カナダはバイクが少なく仲間意識が強いそうだ。街を走っていてもバイク同士で手を上げて挨拶するという、そしてクルマのすり抜けは絶対NOだそうだ。
20分ぐらい走って、WINDBELL到着。荷物をバイクに詰替、着替え、日本から持ってきたUSBの出力をバッテリーから取れるようにセットし、iPhoneをNAVIにするので取り付け器具をハンドルにセット。日本からレンタルした海外WIFIをONにして、Google Mapを起動で日本で使っているNAVIと同じようにに日本語で表示してくれるので安心。
日本からのスーツケース等はWINDBELLで預かってくれることになっていたので助かりました。近くのスーパーの場所を聞いてそこで食料買い込んでウイスラーへ出発。距離147キロ約2時間ぐらい、ナビでは到着21:15と表示されてる。ウィスラーの宿だけは日本から、Booking.comで予約入れてある。
左側通行。右折は信号赤でも通行可能。ウィスラーまではいい感じで走る。海外走ってるって感じ。高速道路ではないが巡航スピードがほぼ120Kmぐらいでクルマは走っている。けっこう速い、あおられることはないが抜かさせながらウィスラーを目指す。バンクーバーの街を抜けると、左側には海で景色は最高だが寒いし雨も多少降ってくるし、バンクーバーではTシャツで準備していたのに途中で停車し着込んでグラブを冬用に替える。この道はSEA-to-SKY Hwyという99号線、この時期のカナダは日が沈むのが午後9時頃なので明るいうちにはウィスラーに着くか。
●iPhoneのGoogle Mapはなかなか使える。
●英語はツーリング出発までほぼ話さなくても大丈夫。ナガオさんのおかげです。
●巡航スピードは平均的に早い
●この時期はけっこう寒い、日本での冬のツーリングウエアが必要
6.14 ウィスラーから100マイル・ハウス
朝4時ごろから明るくて起きる、朝ごはんは付いてないので出発してからどっかで作るか店にはいるか。出発。
湖畔沿いに北上、湖がやたらと多い。景色は最高。カナダを走ってるって感じですね。
日本と違ってガードレールがない。ヘルメットの中では顔がにやけてる。
カナダでもバイカーの挨拶があって、日本では北海道なんかでピースなんですが、ちょっとわからなおけどハンドルよりか下に手を出して挨拶してます。確実にサイン出してくる。止めていても通りすがりにBMW1200GSのおっさんもしていきます。BMWは絵になるね海外では。このHONDA 500Xはあまりかっこよくないしパワーがない。
やっぱBMWにしとけばよかったかなと言っても、人気なのか予約取れなかったし。
ガソリンメーター半分、スタンドにマックがくっついてるGSに入り、カナダ初の給油。セルフでクレジットカード入れれば給油できるんだけれどカードを上手く読んでくれないことが多いので、レジに行って「キャッシ、ナンバー1」といって給油スタンドナンバーを言って、$20くらい渡して給油終わってからお釣りを返してくれるというやり方を知っていたのでなんとか無事に給油。ちなみに87、89、91を選ぶボタンがあるので91を選択。レンタルバイク屋に91を入れてくださいと言ってたんで、たぶんオクタン価の数字だろう。隣のマックは朝マックだった、ポテトが日本と同じハッシュポテト。味は世界共通だ。
天気はまずまず、黒雲も進行方向に見えるけどなんとか、そんなに降られず快走。
道沿いの河原でた焚き火の跡があるのを発見。ラーメンでも作るか。ガス缶をまだ手に入れてないので木を集めてきて焚き火、湯を沸かしてると雨が。やばい結構くる感じだったのですぐ火を消して出発。雨雲を追い越さないと。
山間を抜けると風景はアメリカに似て赤っぽい土でアリゾナみたいな感じの風景、アメリカ大陸だから当たり前か。
いい感じで予定のキャンプ地まであと少し、93マイルというジャンクションを右折すれば、この交差点はGooglemapのストリートビューで確認してたから間違わないだろう。遠くに雨雲が低いし暗いし長く続いている感じ。嫌な感じ。きました雨、すごく寒い。今日はキャンプやめだな濡れてるし乾かさないと右に曲がったらあまり街らしきものはない感じなので曲がらず直進。やばい雨じゃないじゃん、雪か霰、結構つぶば大きいい2、3ミリ顔にあたっていたい。シールドがなくゴーグルだから隙間から入ってくる。
MOTEL看板発見、NO サイン出てるが聞いてみるか。アメリカのおばさんがでてきて、いっぱいですよ今日は。バイク! 「ニアモーテル?」と聞くと、6マイルぐらい先の左側にモーテルがあると教えてくれたが、しかしそこにもNO VIなんとかの赤いネオン、やばい霰降ってるし寒いし、道沿いの建物の軒先で雨宿りしつつタバコ吸いながらネットで宿探し、Booking.comにアクセスするも該当なしも検索で街も名前も出てこない。GoogleMapで探すか。そこそこの街だからきっとあるでしょ、ホテルぐらい。マップを拡大してスクロールしながらホテルのマーク探し、めっけと現在地みると近!右を振り返ると看板にRAMADA 、なんだ隣じゃんラッキー。バイクをここにおいて今日開いてるかどうか聞きに行く。
ロビーをはいり、カウンターのおばちゃんに今日空いてるかと言ったんだけど多分いっぱいという答え。やばい、困った感じでもじもじしていると、トイレがなんとだったら一部屋あるよ、そのなんとかがわからない。ブロークン、多分壊れてるということだろうけどこっちにとったらトイレよりあったかい風呂って感じでOKと言ったのに誰かに電話して、2階に上がって見てくればわかるって言ってるので2階へ、メイドさんが掃除していて212号を開けてトイレの便座が片方がはずれてると見せてくれた。ロビーでおばちゃんにOK、OK。でいくらというと紙に書いて$90、ちなみにトイレ壊れてない部屋は$100よなんて書いてくれた。朝はそこのルームでバイキングだからといってた。朝食ついて$90ならいいか。風呂があるし。バイクを取りにいきパーキングへ。今日は服乾かして、風呂で温まって早く寝よう。明日も降ってたら最悪だ!
●英語がわからない場合は、書くかジェスチャー
●路肩はほぼ砂利なので路肩に止めるときは要注意、滑る。
●給油機は古いのがたまにある、ノズルをロックしているレバーを操作して000にするタイプもある
●カメラは記録ということであればiPhoneで十分、ポケットから出してはいパチリ
6.15 100マイル・ハウスからいい感じのキャンプ場
朝起きると明るい、やったー雨は降ってない晴れてる。バイクに荷物をセットしてホテルramada出発。
まずはガソリン給油だ! ホテルで付近の地図をゲット。観光マップだな。雨で予定外れたけど、地図にGSのポイントが書いてある。行く方向の36km先。7:00 例の場所で朝食を、パンを焼いてゆでたまごでサンドイッチを作る。肉系がない、ソーセージとかハムはないのか、ちょっとけちくさいけどオレンジジュースはうまいね。ゲットした地図を確認しながら食事して、バナナとりんごをいただく。
さーッ 行くぞ。
朝の道、空気が気持ち良い。スクールバスを待ってる子供達が道まで出て待ってる。手を振り返してくれた男の子がいた。36km先のGS。いい感じの外観。早くから働いてるね、おばちゃん。でガスボンベを聞いたが、じゃなくて写真を見せたが、ソーリーと帰ってきた。やっぱないか。外にはGMCの四駆、いい味出てるやっぱりピックアップはかっこいいね。30数年前に自分も国産ピックアップに乗ってた。いすゞの1トントラック、ファスター。アメリカではシボレーLAVというクルマ。日本に帰ったらピックアップ中古で探そうかな、なんて・・・
いい感じの道が続く。が寒い。日が差したり曇ったりで日が差すと暖かい。
ジャスパーまでけっこう近いな。みんな国道120km/hぐらいでカッ飛んでるので、抜かさせながら100km/hで走る。遠くの山並みには雪をかぶった山が多くなる。この山並みの向こうはロッキー、結構寒いな。ランランっと!
やっぱ晴れてないとツーリングは。
クリアウォーターという街でスーパーマーケット発見。サービスカウンターのようなところにいたねいちゃんに、iPhoneのボンベの写真見せると、近くの扉からライターのボンベ出しやがって、これしかないよってな感じのジェスチャー。あほか!ぶらぶらそのへん探したけどなさそう。外へ出ると隣の建物にアウトドア&ウォーキングの店があったので駄目元で写真見せるとあった。ボンベゲット。さっきのねいちゃん、隣にあるかもの一言ぐらい言ってくれればいいのに!ボンベ買ったので今日は楽勝にキャンプできそう。
リクリエーションエリアで昼食、こんなエリアにはベンチが必ずある。バーベキュができる設備があるところもある。チリビーンズ缶詰をガスバーナーで缶ごと温める。缶詰は必ず蓋を開けてから火にかけないと爆発するから注意して下さい。昔やったことがあってそれは大変、服が鯖まみれになったことがある。パンとチリビーンズをこんな風景の中で食べたかった。キャンパーを牽引したクルマが来て犬の散歩。おっさんがどっち行くの。と英語で聞いてきた、あっちと指差す。そっちの方から来たけどあっちは雨だよって言ってた、バイク見て笑ってた。いい旅をと言って逆方向にターンして、助手席の婦人が手を振ってくれた。手を振って心のなかでサンキューベリーマッチ。
カナダはキャンパーがすごく多い。すれ違う車の半分はキャンパー。日本と違うね。乗ってるのはリタイヤ組の老夫婦が多い。絶対犬がいる。ピックアップでキャンパーを牽引し、キャンパーのリアには乗用車が牽引されてる。長いのなんの、大きさも日本のキャンパーと桁違い。大型バス(日本の観光バス)のキャンピングカーも結構いる。リタイヤしたらキャンパー欲しい。カナダやアメリカはいたるところにRV PARKの看板があるのでどこでも泊まれる。お国柄ですかね。
ブルーリーバーという街でGSによる。レジに行ってクレジットカード、パスコードがわからないままなので結構困る。キャッシュで$30渡して給油機に戻ろうとして窓の外見たら土砂降り、給油してバイクを屋根のある給油機と給油機の間に止めてレジで精算し、あそこに止めていいとにいちゃんにいうとNO! こっちに、そこには屋根がないじゃん。仕方なく移動して雨がやむまで隣接のカフェで時間潰すか。コーヒーとおばちゃんにいったらさっきのGSレジで買ってきてだって。
コーヒーはセルフでカップ選んで種類選んでとなんかいわれたら分かんないのでウインドーのオレンジジュースを手にしてレジで$を払う。窓の外を見ながらどうするかなみたいなお顔していると、おばちゃんが「NO GOOD雨やまないね、どこまで行くの?」と言ってくれた。「ジャスパー」「アイムジャパニーズ」と応える。中国系の家族ずれの奥さんが帰り際に、「大丈夫」とiPhoneの日本語翻訳の画面を見せて困ってない?とき聞いてきてくれた。大丈夫ですありがとう。となんとなく体で表現。会話できたらいいのに。優しいね。後でナガオさんに聞いたが、中国系じゃなくてカナダインディアンの子孫らしく顔はアジア系だそうだ。カナダには結構いるということだった。
明日は、ジャスパー駅で夜20:00にパットというカナダ人と待ち合わせしている。別荘に泊めてくれると言ってくれているんだけど明日16日にジャスパーに着くということはわかっているが、その他の情報は何もない、顔写真はメールでみているだけ。ジャスパーまでは200kmぐらいなので走ろうと思えば楽勝。そこでパットに連絡をしてもらって、一日早いけどジャスパーに行って別荘の庭にテント張って泊まってもいいかな、とパッドを紹介してくれた日本の知人にメールして聞いてもらったが、「パッドからの返信がなくて」とリターン。
ジャスパーまで200km、返事が来なきゃどうすることもできないのでカナダ初キャンプするか!
おーッ、日が差してきた晴れてきた。レストランのおばちゃんも「晴れてきたね。ジャスパーまでは2時間ぐらいよ」ってニコニコ顔で言ってくれた。雨が上がったのが15:00、出発するか。あまりジャスパーに近づくと明日の夜20:00の待ち合わせに時間が余るので早めにキャンプ場探す。ということで少し走ったところのsummitriverキャンプ場みっけ。$25 なかなかいい感じのキャンプ場 。
雨が降らないうちにテント設営。WiFiが繋がってるんだけど応答なし。メール送れてない。
連絡つかずに日本の知人にも、パッドにも心配かけてしまった。
●笑顔で手を振れば英語でかえせなくとも意思は通じる かな!
●雨が降ってきたら無理せず雨宿り、そのうち晴れてくる。
●アジア系の顔の人はカナディアンのインディアン子孫
●ガソリンスタンドには、日本にあるコンビニとレストランがほぼある。
●メールよりLINEのほうが反応が早く、つながりやすい感じ。
6.16 いい感じのキャンプ場からジャスパー
朝寝袋から這い出すと、寒いことは寒いけど我慢できないぐらいでなく。でも走ったら寒いなッて感じの気温。
朝、散歩してたらSUMMIT RIVER LODGEの看板にFREEWiFiとかいてある。マジでオフィス近くでWiFiつながるじゃん。さっそくみんなに連絡。
曇ってるが雨は降ってない。
今日は時間がたっぷりなのでゆっくり朝食。ベンチで日記を書いてます。ななかなかいい感じ。
なかなかいい感じで出発準備。整理されてうまくパキングできた。ちょっと無理かもで雨が降っても濡れないように寝袋を右のサイドバックに押し込もうとして何回かロックかけてたら、なんとBOXのキーが先から折れた。先が埋まって取れない。ボロBOXめ!まーいいか、バンドで縛っておけば外れないしふたも閉まってる。とバンドで縛って良しと思ってたが、まてよ反対側はロックしないと閉まらないのでロックはかかってる。まずい、キーが折れたということは荷物が出せない。どうするか、ジャスパーの街でバイクや探すか、バイク自体の故障じゃないからこのBOXを扱ってるSHOPを見つけないと。それはちょっと無理だ、鍵修理しますなんてお店はこの辺にあるのか。それを探し出すのも英語がわからない自分には無理。どうする、どうする、やばいぞ。
今日はパットさんの家に泊まるので、キャンプの道具は使わない。レンタルしたバイク屋にサブキーがきっとあるはず、ジャスパーの別荘には住所がある、と思いWINDBELLのナガオさんにメール。スペアキーを手配してもらおう。宅急便で送ってもらえれば、ジャスパー出発までには届きそうだ。スペアーキーはあるのでてないできますが、住所わかりますかとリターン。住所はジャスパーでパットに合わないとわからないとメール。なんとかなりそう。
まずは、ジャスパーへ行くか。150kmぐらい。すぐ着いちゃうけど夜20:00の待ち合わせの場所を確認してから、近場を走って時間つぶすか。雨も降ってないしいい感じで走れる。ジャスパーに近づくと雨。降ってきたよ。雨の中をロッキー山脈のふところに入っていく。
ジャスパーは国立公園内なので公園に入るゲートがあってパスを買うシステムだ。アメリカの国立公園もそうだった。レンジャーが管理して自然を保護してる。パスも多分一週間ぐらいのパスになると思うが、また英語話さないとならない。ゲートでレンジャーの服を着た人に「フォーデイズ ステイ ジャスパー」とか言って$32払ってパスをもらい通過。パスには6/16.17.18.19と印字されていた。
ジャスパーは思っていたより小さな街でスキーヤーなら世界的に有名な街だったと思っていたがシンプルで質素ないい感じの街だ。待ち合わせの駅のトーテンポールを確認して、GSでガソリンいれて隣接のレストランでハンバーガーランチ。近場のツーリング出かける。ここジャスパーからバンフまでロッキーの山並みの中を抜けている、アイスフィールドハイウェイという道があって、ここ走ってみたかった。距離は250kmぐらいあったと思う東京から浜松ぐらい。ここは走りたかった。このハイウェイの入り口にもゲートがあってさっきおパスを見せて走り出す。すごい景色。左右に3000m級の山が連なってる凄い風景。地球の歩き方にでていたアサバスカ滝によってみた、けっこう観光地で人が多い。例によって中国語が飛び交ってるここにもいるのかッて感じ。93Aという旧道で、小さな湖までダートを走ってみる。いい感じで着いたけど、へぼい湖でした。
そんなこんなで、さっきのレストランに行って待ち合わせの時間までDINNERを食べなだら時間をつぶすことにした。
20:00時の約束、2時間前の18:00時にさっきのレストランに到着、さっきのウエイトレスだったらやだなと思いながらチーズピザとコーヒー注文したら、答が日本語。何だこのおばちゃんアジア系と思っていたら日本人じゃない、ちょっと安心。久しぶりに日本語しゃべった。
ピザ食べながらTV見て、iphone見るとなんと20:15やばい遅れた。そんなに時間立ってないしおかしいなと急いでバイクのキーを差しメーターの時計を見ると19:15。きっと時差だ。急いでさっきのトーテンポールのところに行ったがそれらしき人がいない。やばい、とりあえず紹介してくれた知人にメール。日本から連絡とってくれて、パットさんが迎えに来るとのこと。時間にルーズな日本人と思われてたらやだなと思いながら彼を待つ。
30分くらい待っていると犬を連れたおじさんが近寄ってきた。この人がパットさん。「ソーリー、バイクの時計が、時差があって」と言い訳したがそんなのわかるわけ無い。というわけで彼のクルマの後についてパットハウスに到着。いい感じの別荘。「ここの離れの部屋勝手に使っていいからゆっくりしてってね」といったかどうかわ分からないが、まず、キーのことを話して、住所をWINDBELLのナガオさんに伝えないと大変なことになるので必死で話す、ノートに書きながら説明すると、明日朝一で電話してあげるということでWINDBELLに連絡してもらうことになった。今日は16日の木曜、明日が金曜。さっきのナガオさんのメールでの返事はカナダにも宅急便みたいなものはあるが土日は休みなので、金曜中に手配出来ても着くのは早くて月曜、都会じゃないので火曜になるかもしれないとの事だった。この別荘に火曜日までいることになってしまう。大丈夫かなと思いながら浮かぬ顔押してたんだと思うけど、パットのワイフ、メリーさんがコーヒーを出してくれて、このポットに入ってるから好きに飲んでいいよって言ってくれた。うれしいね。もう夜も遅くなったし、じゃ寝ます「グンナイ」と言って離れの部屋のベットに潜るこむ。
●スペアーキーは借りられたら借りたほうが安心
●カナダも州を超えたりすると時差があるので注意
●観光地は人が多いので自分的にはNO GOOD
●自分にとってはガイドブックに載っていない風景もすべて絶景
6.17 ジャスパー 周辺 ツーリング 1
朝起きると雨、パットとジャスパーの街までコーヒーを飲みにクルマで出掛けた。朝7:00、無言の車内。しゃべりたいけどしゃべれないの結構ストレスだ。
朝食から帰ってきて、WINDBELLが開店するまで1時間ぐらいあるので近くの渓谷までドライブに連れて行ってくれた。マリンキャニオン、結構深い岩場の渓谷。アンモナイトの化石なんかがある。いろいろ説明してくれてる、なんとなく言ってることはわかるが、片言の英語で返事。わからないとジェスチャーすると、いいよいいよ問題ないよ。と優しく言ってくれる。パットはいい親父、自分より7つ年上だった。日本でバイク仲間だった人に歳も背格好もそっくり、いまは亡くなってしまったけど同じ会社で働いていたり、結構遊んでくれた自分の兄貴みたいな存在だった人に。パットはカナダの兄貴ッて感じ。そんなことも話せてない。
家に帰ってきてWINDBELLに電話してもらう。どうやら火曜日に到着ということだが、気を使ってくれて自宅のほうに送ってくれるように手配してくれた。パットの自宅はこの先予定しているバンフの隣にあるキャンモアにあって、一緒にキャンモアまでツーリングしながらキーを自宅で受け取れば予定を一日稼げるからといってそうしてくれたようだ。ありがとパット。
だんだん雲が切れ午後には晴れそう、パットがミニツーリング行くと言ってくれた100kmぐらいだって。別荘の裏にガレージがあって中にはHONDAのST1100というバイクがあったV4気筒1100ccの古いツアラータイプ。
ST1100は長く乗っていないようで整備を一緒に始める。シートをつけて、サイドバックをつけて、ちょっと掃除。ガレージの棚にはマリファナがあって、紙で巻いて吸うかと勧めてくれた。ナガオさんに後で聞いた話によると州によっては合法らしい。パットは10年ぐらい前にタバコをやめて今はこれって言ってた、タバコと変わんないじゃん。日本も海外もタバコ吸う人が少なくなって肩身が狭いがパットが喫煙者で良かった。
知人とパットのメールのやり取りで、バイクを売る予定になっているんだけど日本からバイクでこっちに来る人がいるんだったら、ここに泊まってもらって最後のツーリングに一緒に行きたいので売るのを彼が来るまで伸ばすと言ってたようで、外国人とツーリングできるなんてお思ってもいなかったので、一緒にツーリングできるのがすごく楽しみ。どんな走りをするかこの兄貴。ガレージからST1100を外に出すからサポートしてと言ってるのでリアをサポート。パットにはちょっと大きいな、足がやっとじゃん大丈夫?と思っていると案の立ちごけ、地面は土だし傾斜してる、さらに杉の落ち葉でふかふかなので無理もないが、大丈夫か兄貴!
準備が整いメリーさんい見送られて、さあ出発。目的地は朝行ったマリンキャニオンの上流、メディスンレイク。この兄貴、走りだすと結構速い。あっという間にコーナーの先に消えていく。いい天気、寒くない、最高だ。
帰ってくると、トロントから列車で3日間かけて訪ねてきたDonとMarie夫婦が来ていた。一週間ここに滞在するようだ。今日は5人で夕食。
別荘にはパット、メリー、そしてダックスのフランクとトイプードルのフィオーレが一緒だ。首輪もなく外を走り回っている。犬は可愛いね。リビングではじゃれあったりしてフランクはすぐに疲れてしまうのかソファーですぐ寝る。窓から見える湖はすごく綺麗。遠くには雪をかぶった山も見える。たまにエルクがやってくる。ゆっくり時間が流れてる。なんかカナダにホームステイしに来たみたい。いい経験だ、これぞカナディアンライフ。
6.18 ジャスパー 周辺 ツーリング 2
朝から晴れてる。今日もパットとコーヒーを飲みに行く。車の温度計はマイナス1度。晴れてるから寒い。
今日は、午前中からでかけてジャスパーから北東のグランドキャッシュまでのツーリング往復約400km走る予定。パットおすすめコース。またもやいい感じの風景。最高です。山からははずれて、高原の上を走る。ここはパトカーいないから飛ばしても大丈夫と言っていたので飛ばす。遠くにはロッキー山脈が見える。まずはヒントンまで行ってGSに止まる。500xはメーターまだ半分なのでいれなくても、パッドはなんで給油しなくていいのみたいな顔してたけどまだ大丈夫でしょ。GSで用を足し少し戻り、右折し丘を登っていく。日本と違いアメリカもそうだったが道が地形に沿って通っている。切通しやトンネルはない。だから勾配のきつい道やアップダウンが面白い、尾根沿いに続いている道が遠くまで見える。ガードレールもない。人口的なものが少ないので自然の中を道が貫いているという感じ、気持ちいい。
車は殆ど走っていない。例によってパットは速い。やばいガソリンメーターの残量が少ない。グランドキャッシュまでの距離も感覚的に分からない、街もない当然スタンドもない。パットは先を走っているし止めてスタンド寄りたいって伝えないと、アクセル開けるがスピード上げればパッドも上げる。差が縮まらないまま残量が減る、だいぶ走り右コーナーを曲がるとスタンドの看板。ここで給油しよう。パッドは先にいってしまっているけど、ついてこなきゃ戻ってきてくれるだろう。と思っていたが ST1100は現れない。しかたないから走りだして探すかきっとどっかで待っててくれるはず。
500mぐらい走ると側道との間にある芝生の緑地で腰を下ろしてタバコ吸ってるパット発見。もし見過ごしたらどうすんだろうと思いながら、側道へ。ガソリン入れてたと?と聞いていたが、ST1100が見当たらない。パットが指差す方向にSUSHIと書いてある看板があってそこにパットが歩いて行くので、バイクで後をついていくと駐車場にST1100が止まっているのが見えた。ランチするのかこのSUSHIレストランで。カナダのSUSHIはどんなだろうと思い、店に入ると客は誰もいない。席についとパッドはポケットからビニール袋に入ったマリファナを出して、メニューで隠しながら紙巻いてタバコ状に3本ぐらいニコニコしながら作っていた。店内には日本語で書かれた相田みつを風の装飾でいっぱいの。メニューの寿司の写真ははあまり美味しくなさそうなので、写真はないがTERIYAKI定食というのを頼む、パットはうどんを注文。店員はアジア系の顔してるので日本人かとおもいきや韓国人とのこと。なにがSUSHIだよ、韓国じゃん、私は日本から来たと言ってやった。美味しいかと聞くのでOKと応えてやったが、ワンプレートに乗って出てきた定食の味はそんなにおいしくなかった。TERIYAKIと言うのはSUSHIと同じで英語でも認知されているようだ。店を出て、駐車場にあるベンチでタバコタイム。パッドはさっき巻いてたマリファナを気持ちよさそうに吸っていた。ここはどこと聞くと、どうやらここがグランドキャッシュという街らしい。
さっき来た道をジャスパーに向かって走りだす。道の前方に白い車が見えた、すると脇っから黒い車が出てきて青と赤のライトがルーフで光り始めた、パトカーじゃん。スピード違反か、この白い車がいなかったらこっちが捕まってたな、たしかパットがこの道はパトカーいないからと言ってたじゃん。パトカーの横をゆっくり2台ですり抜けて帰途につく。よかったねパット、捕まらなくて。
DINNERはパットが焼いたハンバーガーを、テラスで食べる。ジャスパー最後の晩餐だ。まだまだ明るいけどもう7時を回ってる。みんなおしゃべりが好きだけど半分以上は理解不能。でもこの数日英語しか聞いてないからなんとなく言ってることは理解できる感じだ。ごちそうさまパット。
6.19 ジャスパーからキャンモア 約300km
今日はパットと一緒に、ジャスパーからキャンモアの自宅へのツーリング。
朝は例のコーヒーショプ。帰ってきてからみんなに土産げで持ってきた緑茶のそばで朝食を作ることになりました。ざるはないし箸もないと言ってる、メリーさんは自宅には箸あるんだけどここにはないわ、ということでフォークで食べることにした。小さな白い皿に緑色のそばを入れる結構いい感じ。フォークで自分もそばなんか食べたことないが、そばをすくいそばつゆにつけて食べ方を見せて、4人が真似をして食べている。静か、そばはすする音を出さないと美味しくないよとわざと音を出してすすって見せるが、なんか難しいみたい。そばつゆはデリシャスと言っていた。鰹だしはカナダの人もおいしいらしい。あと2食分残っているが説明書が日本語なのでイラストで説明を書いたものを残りのそばに貼っておいた。マリーさんとオンタリオからの夫婦、犬のフランクとフィオーレも今日でさよなら、ちょっと寂しいね。
11:00ぐらいにジャスパーを出発しようとパットに言われ、パッキングしてバイクに積む。サブキーはキャンモアのパットの自宅に届くので今はロックはできないのでしっかり固定、よし、忘れ物はないか。
天気はまあまあ。待ちに待った待望の道アイスフィールド。パットとのツーリング、楽しみです。
メリーさん達にさよならを言って出発。ゲートで今日までのパスを出し通過、まわりの風景はなかなか綺麗というよりすごい。なかなかなんてもんじゃないね。青空、雲、岩肌、森林、グリーンの色をした湖。ビューティフル!
アイスフィールドハイウェイは、コーナーや峠を超えるたびに違った風景が現れる。深い谷の底に道が伸びているのが見える、あそこを通るんだと思うとワクワクしてくる。
休憩エリアでタバコ休憩していると、トライアンフのタイガーがやってきた。かっこういいね。ジュラルミンのサイドケースとトップボックス、お決まりにスタイル。go proはタイガーのハンドルにがっちりつけてるね。こうでないとな。パットとなんかいろいろ話していて、こいつは日本から来たんだと言ってくれた。で、ジャパン マイバイク BMWF800GSというと、ベリーナイスと答えてくれたような、イエローヘルメットのタイガーお兄さん。風景の写真を撮って、じゃーねーと先に走り去っていった。
次は、コロンビア氷河。ここは観光地で有名なんだが、人が多い。氷河の上を行くバスクルーズがあるんだがあまりクルーズには興味ないし、コーヒーでも飲もうということになりインフォメーションの建物にはいるがここも人でいっぱい、レストランも行列。パットもあきれてバイクに戻りタバコタイム。昔はこの駐車場まで氷河があったそうだ。地球は温暖化で氷河も短くなっていた。どうなるんだろうこのままいくと氷河は無くなっちゃう。
湖のほとりのパーキングエリアではスクールバスを改造した車が止まっている。アイスクリーム屋さんかと思いきや、自分で作ったキャノーラオイルで動くキャンピングカー。若いドライバーがいろいろ説明してた、パットもいろんな事聞いてたみたい。アナタノニモツハドコデスカ。と彼が私のことが日本人とわかっんだろう、知ってる日本語を笑いながらふざけて喋ってきた。へんなやつだが楽しそうにクルマの自慢をしてた。
次はレイクルイーズねと言いながら飛ばす飛ばすパット、レイクルイーズは右折の看板があったようだがど通りすぎる。違う行き方があるのかなと思っているとバンフの標識。レイクルイーズは通過か!まあいいか、そんな観光地行ったってまた人、人だから。キャンモアの出口で国道を出る。少し工業団地のような風景になってパッドがバイクを止める。なんだここは、パットの家らしきものはないしと周りを見渡すと、カナディアンフードとパットが言いながらカフェみたいなショップに入っていく。ここはカナディアンフードでpoutineというやつ美味いんだ 、とパットが注文してくれたのが、これ!ジャンクフードじゃん。フライドポテトにチーズとベーコン、グレイビーソースというのがかかってる代物、量もすごい。さっきラージてパットが注文してたな、そんなに食えるのかと思っているとパットはやはり残してる。美味しかったが多くて最後は飽きたが完食。
そこから2、3分でパットの家、パットハウス。ガレージ横に2台バイクを止めて木戸をあけて中へ、ここで2泊だな。
あー、レイクルイーズに何で行かなかったのて言いたかったけど、やめときました。十分すぎるほど楽しめたから。
6.20 キャンモア周辺
朝から出かけるぞー、パットと一緒にプチツーリング。
プチツーリングに行くよ。今日のコースを地図で説明してくれた。200kmくらいかな。
ハウスを出て、まず給油。いい感じの道だ。左右の茂みを注意していると結構動物が飛び出してくる。特のエルク。こんな奴そ衝突したらやばいよね。パットが前走ってるから指差して教えてくれるのでひとまず安心だけど。山間から抜けると草原、牧草地が広がる。広いね、遠くには山並みが連なっている。ポケットからGOPRO出して100km/h走行で自撮り。車少ないから大丈夫っと。
Calgary手前を右折して、CANADA 1 で帰路に、途中でランチ。途中のジャンクションで降りて荒野に等羽前立ってるホテルのような建物の駐車場にバイクを止める。ここでランチ?パットの後をついていくと、そこはカジノ。カナダは合法らしい。底のあるセルフのレストランでランチ。$15くらい、まあまあか。そこからキャンモアまではあっという間。ハウスの戻ってきてパットがどっかに行ってオレンジ色の封筒をぽんっと投げてきた。着てたよサブキー。やっと届いたサブキー待ってました。折れたキーはシリンダーをバラしてとっておいたので、組み立ててボックスのロックは完成。今までロックがかかりっぱなしだった左側をやっと開けリ事ができた。歯ブラシとかキャンプ道具とか入っていたので全部出して乾燥させておこう。歯ブラシはジャスパーで買ったので増えてしまった。
パットに地図を貸してもらい、これからの予定をパットに相談しながら聞けることにする。サブキーを待っていたのでだいぶ予定がオーバーしてる。USに入り、グレーシャー国立公園、イエローストーン国立公園そこから足を伸ばしてソルトレークのボンネビル。ここは世界最速のインディアンという映画でも使われた塩湖。ここをバイクで走りたかった。まーちょっと無理だね残りの日数じゃ。
パットは、ワイオミングとサウスダコダの州境あたりにあるデットウッドと言うところに行くといいよといってくれた。バイカーの聖地だという。そこに向かい道もすごくいいと言ってたが、そこに行くにはもともと予定していた距離よりも遠い。パットはむかし一日で1700km走った事があるぞと言ってたが、ST1100なら可能かの知れないが何歳の時に走ったのって感じ、ずっと昔の若い頃じゃないの。デットウッドは次の機会に、いつ来れるかわからないけど。ということで、イエローストーンに行ってバンクーバーに戻るというと、イエローストーンはNO GOOD、混んでるしシーズンだから人も多い、公園内を抜けるのに1日かかるぞといわれたが、日数もないのでNO GOODと言われたが仕方ない。明日でパットともお別れなので、どこまで送りがてらツーリングするのか地図で示してくれた。ここまで行くよ、ここで戻るからと言ってくれた。
キャンモア最後の晩なのでDINNERをごちそうするからといって誘うが、作るから大丈夫と言ってソーセージとスイートポテトを作ってくれた。テラスでパットと二人で夕食を食べる。ここからの眺めの最高。道を挟んだ前の家では家族総出で屋根の吹き替えをやってる。ダッディと子どもたちも一緒に屋根に登って手伝いをしていた。なんでも自分たちでやっちゃうんだね。食べ終わるとデザート食べに行くかというので、歩いて出かける。川幅30m位ある橋を渡るが、水がない。何年か前に土石流があってこの辺は水浸しで、この橋も流されたんだと言ってた。川沿いに歩いて店についたがおかしいな店がない変わってる、ここまで歩いてきたのにそりゃないよ、知らなかったのパットと思いながら、近くの小さなスーパーでアイスクリーム買ってくれて、二人でアイスを食べながら川沿いの道を歩きハウスに戻った。
明日は朝早く出発だ。距離も500km以上ある。国境も通過しないとならない。楽しみだがパットとは途中でお別れだ。さみしい。
6.21 キャンモアからルイスクラーク森林公園(US)約980km
朝、行くぞっとパットに起こされる。荷物はまだ積まなくていいからコーヒー飲みにいこう。
キャンモアの街は、そんなに大きくない。メインストリートがあってその周辺が商店街。パットの家がある住宅エリアからは2kmくらいか。3つの峰をもつ山が街のそばまで迫っている。ここもなかなか味がある。コーヒーを飲んだらプチツーリングに行くよ。ハウスに戻り今日のコースを地図で説明してくれた。200kmくらいかな。
キャンモアの街は、そんなに大きくない。メインストリートがあってその周辺が商店街。パットの家がある住宅エリアからは2kmくらいか。3つの峰をもつ山が街のそばまで迫っている。ここもなかなか味がある。まだ静かな朝の街。
空気が冷たい。
戻って出発の準備。荷物をバイクに載せ。ロック。パットがST1100のボックスからなきか出してこれをバイクにつけるといいと500Xのフロントフェンダーになにかつけようとしている。パットがそれを口のところへ持っていき息を吹きかけると笛のよう音がなる。結構高周波な音、これで動物が来ないんだと説明してくれたフェンダーに貼り付けてくれた。心配してくれてる、いい親父だな。パット。
準備完了で出発。昨日の帰りに遠たCANADA 1を通り、昨日ランチを食べたときに降りたジャンクションを右に曲がりロッキー山脈の山の中に続く道を走る。レンジャー事務所の裏手にあるGSで給油、ストアでチョコレートを買って渡してくれた。店のレジ裏にいた犬に近寄って撫でているパッド、店の人と喋っている。きっとフランクとフィオーレをジャスパーにおいてきているので寂しかったのかもしれない。俺と今日別れたらメリーさんが帰ってくるまでひとりぼっちだから。悪いことしちゃったなサブキーの為に。でもキーが壊れたことでジャスパーにも予定よりたくさん滞在させてもらって、キャンモアにも泊めてもらって、カナダでホームステイさせてもらった感じ、いい経験ができた。ありがとうパット。
雲行きが悪くなりながらなんとか雨に降られず走る。相変わらず速いなパット。山から降りるとTの字の交差点。突き当りを右折する。レストランが何軒かあった。ランチしようとパットが探してくれたががどこもやってない。仕方なくここでお別れだ。と言ってパットとハグしてサンキュー、サンキュー、メリーさんにもサンキューって言っておいくれ。パッドのST1100がターンして走っていくのを見送った。
さあ、ここからまた一人。
タバコ吸って、NAVIに予定のチョートーを行き先をセットしてパッドと反対の方向へ走り始める。
今日は山を降りたので直線の道が多い。朝から何も食べてないからお腹減ってきたが今日は距離を稼がないとならないので走る。カナダに来て少し痩せた感じ、何故かと言うと英語がしゃべれないからレストランに入るのにためらう、非常食でパンと玉ねぎ、チリビーンズの缶詰を持っているからそれを食べていれば喋らなくて済から。ツーリングダイエットということで、それよりバイクのガソリンのほうが心配。道路標示にこの先GSの看板。それらしき建物がなく、右のほう見ると遠くになんか給油機らしきものが見える、あそこか右折して給油機の前にバイクを止め、レジで$を渡すと給油してからでいいよとおねいさんが言ってくれた。田舎だからさきに$なんか払わなくてもいいよって感じ。給油機は古いタイプ、これは前に使ったことあるので問題なく給油。
なんか国境の方はすごい雲、雨降ってんなー。12:02、国境までどあと少しだ。山並みがだんだん近くなってきた。黒雲は取れてない。右の山並みの方に言ったら絶対雨、左のほうはまだましこの道どっちに曲がっていくのか大きく左に曲がっていく。雨の方じゃなかった、よかった。山を登り始めると工事区間でフラットダート、気を使いながら走る。風が変わって雲ゆきがあやしい。ゴーグルに水滴、きたきた雨。国境の手前のパーキングエリアで休憩、景色がいいね、曇ってるけど。ここで書類を用意してパスポート確認、ライセンス確認それからトイレ。パーキングエリヤにはほとんどトイレが設置されている。水洗じゃないけど、そこで便利なものがTOTOで出してる旅行用ウォシュレット、水さえあれば使える。カナダでまだ一度もウォシュレットにあったことがんない。日本のトイレは最近進んでるのでサービスエリヤもほぼをぉシュレットがある。トイレの話で行くとバンクーバーまでの飛行機にもウォシュレットが着いてた。外国人はあまり使わないのかね。
用をたし準備OK国境へ。ゲートが見えてきた。カナダ側とアメリカ側に建物があって入国の方だけチェックというようになっている。STOPの表示が10m前くらいにあって停止、前のクルマの様子を伺ってると窓からパスポート出してちょっと喋ってOK。ポリスが手招きしてるのでバイクに乗ってゲートへ、パスポート、書類出して、フォーデェィズ、イエローストーン、バンクーバーリターン、ジャパン手なこと言ったんだけど、バイクそこのパーキングに停めて隣の事務所に来てって言ってる、何いちゃってんのどうなるのと思いながらドアから入ると、机の向こうにさっきのポリス、指紋と写真とるから、あっそうか空港にあるやつと同じだ。ポリスがなんか喋ってるけど、どうも沖縄の軍にいたことがあって、日本はいいところだと言ってた。無事手続き終わりバイクのところに向かうと、さっきのポリスが追いかけてきてモンタナ州のMAPいるかというので、イエス。いいやつじゃんポリスマン。アメリカモンタナ州に入る。が雨である。
国境の山を超えると晴れてる。いい感じの尾根沿いの道、眼下に広がる大地が遠くまで見渡せる。いいじゃんモンタナ。ここはかっ飛んで行くかとアクセル開ける。
いやー、いい感じのライディング、デビルスタワーみたいな山も見えたし、デビルスタワーはワイオミングかあの未知との遭遇で出てきた山。山を降り14:00休憩じゃ、タバコタイム、何もない場所小屋はあるけど誰も住んでないみたい。ここを右折して、まだまだ今日のノルマは距離がある。アメリカに入るとなんだか暑い、ちょっと服を脱いで温度調節、グラブも夏用で十分。道路表示がkmからmiles表示に変わっている。まあ×1.6すればいいんだけどまだまだだな目的地のチョートーの街。真っ直ぐな道が続くなんかアメリカな感じ。途中湖の畔で昼食、例のパンとチリビーンズ。やっと腹が満たされる。あえて幹線道路でなく日本で言う下道を選ぶ、アメリカに田舎道。チョートーの街に入るがカナダに来てまだMOTELには泊まったことがない。街を探したが見つからない。まだ夜まで時間もあるので予定より先まで行ってMOTEL探すことにする。次の街に、MOTELはあるがクローズ、2、3件あたったがいずれもクローズまあこんなとこじゃ旅行にくる奴もいないか。ということで次の街、なんか行かさないMOTELがスタンドの横にある、オフィスはスタンドのよう一度バイクを回すがやっぱり気がのらないのでパス。
次の街にも見つからない。こうなったら森林公園まで行けばきっとキャンプグランドがあるよなと言い聞かせ、ルイス・クラーク森林公園に入る。なかなかいいところでもう夕方になって山のなか日がかぎっている。MOTELを一軒発見したがネオンはついていたちょっと怪しいので先に進むと、キャンプグランドのサイン。今日はここにしようと川を渡り入り口へ。看板にFEEと書いてあるので有料ね、テントのエリアを決めて奥にバイクを走らすとエルクが2頭こっちを見てる、あいつならいいけどクマが出たらやだな、他のキャンプしている人たちはキャンピングカーなので襲われることはないけど、こっちはテント。まずは暗くならないうちにテント設営。気になっていたFEEを確認しに入り口の看板のところまでバイクで行き、ボックスの中にある封筒にUS$10を入れて半券が取れるようになっていたので切り取り、鍵の掛かったボックスに$の入った封筒を投函。エリアの番号が書いてあるポールにクリップが付いているんでそこん半券をつけて、お金払ってますの証明を挟む。ベンチで夕食、パンとインスタント味噌汁、これが結構うまい味噌汁は万能だ!食料は離れたところにおいておこう。匂いのするようなものは燃やす。夜はけっこう寒い、寝袋に潜り込む、今日の距離はメーターで980km。走ったね!
●明るいうちにMOTELは探そう
●FEEと書いてあるキャンプ場は有料、施設整備のためにあるから
6.22 ルイスクラーク森林公園からヘイマー 約420miles(670km)
朝、明るくなってきた。今日はイエローストーンを目指す。
ルイスクラーク森林公園の峠
キャンプ場をあとに山間の道を行く。ナビでは11:00ぐらいにつくと表示されている。結構楽勝じゃん。いい感じの道が続く。インターステート90を走り、きたきた、イエローストーンのサイン。ここからで降りて、89号へ160mails先だがイエローストーン国立公園。さすがに観光地らしく車が多い。右の方にたま沿いを通る道が見える、NAVIで確認するとオールドイエローストーンハイウェイと表示されてる。あっちを走ろう。ここ道をそれてそこはいい感じのフラットダート。川の向こうには89号線が見える。いい感じで走っていると道路封鎖。これ以上いけない。少し戻って橋を渡り89号へ戻る。バイカーも結構いる。みなハーレーだ。GSを探しながら右にカーブすると左側にGS、つきあたっりにイエローストーンの看板。着いた着いた。公園の入口にゲートがあってワンデイと言うと最低1ウィークのパス。公園内のMAPを一緒にくれた。横の掲示板には今日のキャンプグラウンドの空き具合が書いてある。半分はFULL。公園内は子持ちのいい道が続く。丘を登って行くと突然すごい人と車。なんだこれは、SHOPやホテルが立ち並びその間を渋滞しながら抜ける。これかパットが言ってたことは。すごい観光地。
車がスムーズに走りだしたと思うとなんかまた渋滞、よく見ると前方にバッファローが2頭歩いている。車の前を我が物顔で歩いている。観光客は車からカメラを向けて写真を撮っている。まいったなこんな感じで公園内を行くとしたらすごく時間がかかってします。といっても迂回路はないし、車のアメリカ人が、ユアセイフティなんて声おかけてきた。くるまならバッファローが来ても大丈夫だけどバイクじゃダメに決まってるじゃん。いやーまいった。この観光地。ポイントごとにパーキングがあるが車があふれていて路肩に駐車してる車も多い。ここに来て渋滞はやだね。早いとこ間欠泉見て公園を出ようと先を急ぐが、またバッファローが。
イエローストーンの出口のゲートを過ぎいい感じの道が続いている。右側に湖が見えてきた。何だここは絶景が目の前に広がる。湖の対岸に雪を被った山々が連なる、そのまま山が湖に落ちていく感じ、ビューティフル、ファンタスティック。イエローストーンよりこっちのほうが絶景。湖沿いに快走。
今日は早めにMOTEL探さないとと思いながら走っているがなかなか見つからない。やっぱり多少街じゃないとないかな。いくつか街を通過するが見当たらない、レクスバーグという街につく、ここは大きいからありそうと少し街を走るが見つからない。GSで聞くとレジの兄ちゃんが斜め前にあるよと教えてくれる。ラッキー!、看板見ると何度まみたSuper8という看板なんか見覚えがある、この看板はMOTELだったんだと思いオフィスへ。ツディノーリザベーションOK? と聞くと冷たくNO!都会は冷たいね優しくない、参ったな、さっきこの街に入った時に通った脇にホテルらしきものがあったのでそこでも聞くとNO! やばいな。次の街までは約50kmぐらいある。今太陽の高さはあそこだからぎりぎり日が沈む前に次の街につくはず、真っ直ぐな道を130km/hオーバーで飛ばす。ジャンクションで右に曲がりヘイマーという出口で降りる。なんか何もないこの街。農家と畑だけがたくさんあるけどMOTELなんかなさそう。日が暮れる前に何とかしないと、よし今日は野宿連チャンのキャンプ。火を使うと草も多いし見つかりそうだから夜食なし! 街の外れまで行って農家脇の農道でテント設営。ぎりぎり日が沈むまでにはテント完了。農家の人に見つかったらなんか言ってくるかなと思いながら寝袋へ。夜暗くなってからなんかバイクのエンジン音が農家から聞こえる。やばいなこっち来たらどうしよう、なんて言えないいかなと考えてみてもそんなのわかるわけ無いじゃん。ソーリーソーリーと謝るしかないよね。しかしバイクは来なかった。が、今度は農場の倉庫が空いて大きな機会が動き出す。ライトがテントにも届いている。見つかったかな思っていたが反対の畑の方の向かっていった。こんな時間から作業してんのかな農家の人達。と思いながら寝袋の中に、明日朝一で見つからないうちにここを出ることにしよう。
●明るいうちキャンプ場は探そう
●非常用の缶詰等は常に持っておこう
6.23 ヘイマーからロウロ 約278miles(445km)
朝一でテントを撤収。割と無理しなくて余裕ある距離だ。のんびり行こうか。
今日のコースを何となく決める、今日は絶対MOTELに泊まる。ハイウェイに戻らないで農道でハイウェイのジャンクションまでゆっくり行くことにした。フラットダート多少深いところもあるが、広いダートの道から野うさぎが道を横断してくる。危ないな!小さいくせに結構速い。ダートを抜けて33から28号線へ。のんびりとしたは畑の中の道を行く。や~、またまっすぐの道。ちょっと飽きるなー、そうだアメリカだからバイクヘルメットかぶらなくてのいいんじゃないの、ということでノーヘルで走る。いい感じだが風は強いし、風切音はすごいし、なんか不安だし、でまたヘルメットをつけることに、途中に街らしきものはあるほとんどが農家。おっと、レストランあるじゃん、よさ気な感じの建物、なんか食べよう、朝食べてないしとおもいバイクを止めとアド開ける。中に入るが人の気配がない、見回すと一人がけのソファーにおばあちゃんが新聞を読んでいる。まずいなきっと日本語なんて聞いたことないんだろうなと思い、コーフィーと注文する、メニューを見ると食べるものもありそうなのでホットドックと言うと、NO FOOD!は、食べるものないみたい、だよねこんなところにお客さん来そうもないしいつ入れたコーヒだかわかんないけど、何も喋らずに頼んだコーヒー飲んで出てくる。ばあちゃんはまたソファーに座って新聞読んでいた。
今日は晴れて結構暑い。木陰のあるパーキングエリアげ昼でも食べるか。水がないから川で水を汲んでインスタント味噌汁と玉ねぎをトマトペーストで炒めてパンに挟む。結構うまい、おなかすいてたからね。日向にいると暑いな汗かくくらい。アップダウンの道を超えるとまたまっすぐ、コーナー抜けるとまたまっすぐの繰り返し。山道はゆる~いカーブで一気に登っていく。タイヤのセンターだけ減っているので、サイドも少しケッズってやろうか。コーナーを倒していい感じで峠を越える。
今日は特にここを見ようという場所はないので、のんびり走ってた。ちょっとお大きな街に入るとDAYS INNという看板。おー!ここはMOTELだな、きっと。Uターンしオフィスへ、カウンターにおばさんがいる。ツデイ ノーリザベーション OKと聞くと空いてるいう返事。やったー、アイアムジャパニーズ ノーイングリッシュと言うと困った顔しながら笑っれ対応してくれた。ご飯食べるんだったらと言ってドアから出て指をさしてあそこのレストランがいいよって教えてくれる。いいおばちゃん、ありがと。そのお店でバッファローバーガーとビール、うまかった。
●MOTELは夕食が食べられるところは少ないみたいだ、近くにレストランがあって紹介してくれる
部屋の中にも近くのレストランメニューがおいてあった。
朝食は付いているか別料金、食べる部屋はある。しかしタバコはアウトドア。
6.24 ロウロからサンドポイント 約193miles(310km)
さあ、今日はどこまで行くか、国境の前の街でMOTEL探して、泊まろう。
DAYS INNのおばさんに挨拶していこうとロビーへ行ったが、今日はいない。代わりにムスッとした男がいて挨拶もしないで朝食だけ食べて出発。まずはGSによってと、この辺は街が大きいのでGSはたくさんある。よさ気なスタンドで給油、すると雨、雷、カッパを出して今日はやばいなバイカーもカッパ着てこっちに手をお上げて出て行く。
ハイウェイを通らず、93号線から200号線へなかなか田舎な感じ、アメ車の50〜60年台のクルマがそこら中にある、こんなに旧車があるんだ、輸入が容易にできたら最高なのに、何台か欲しいね。走ってるピックアップも新しいのから70年台のシボレーやフォードもけっこう走ってる。TOYOTAも多い。しかし、空はいまいちパラパラと降ったりやんだり。路面は乾くか乾かないかでクルマの巻き上げもけっこう凄い、寒くはないけど雨はやだね。ひたすら走る。途中工事中でダート、先導車が着いて結構な距離の工事区間。雨でダートで後ろのピックアップは迫ってくるし、雨のダートはきついね。ちいさなGSを着つけて給油、財布を出してレジにいこうとしたが財布がない。やばいなどこにしまったか、さっきのGSで雨の用意をしていた時にできるだけ濡れないようなところに携帯や紙ものなどをしまいこんだ時に落としたか、荷物の上に載せたまま走りだしたかやばいな、落ち着いて探せと言い聞かせ、荷物をおろし隅々まで探すとサイドのBOXのそこから出てきた、ひとまず安心。パスポートも入っていたので最悪さっきのGSまで戻るかでもUS$がないのでGSが入れられないカードもいっしょだし、大使館で相談するかまで考えたけど良かった。GSのストアでRAMENを見つけた。これでも食べようと2食分ゲット。少し走ると雨がやんできて晴れ間も見えてきた。橋を通り越してミラー越しにサービスエリアがあった。あそこでラーメンを食べるかでUターン。
食べ終わる頃に雨が降ってくる。また雨の中走るかそろそろMOTELも探さないと。モンタナ州からアイダホ州の入る。湖を左に見ながら200号線を北上、ボンデレーという街に入る。2号線の交差点を左折MOTELを探すがなかなかない。遠くに見慣れた看板DAYS INNの看板だ。きっと空いてるだろうとオフィスへ、しかしいっぱいNO! 田舎の都会でも冷たい感じ。左折するときに右手に見えていた高そうなHOTELがあったのでダメ元でエントランスへ、そこにはハーレーが2台止まっていた。駐車場も見渡すといっぱい、工事関係のクルマも泊まってるので外観からの印象より安いかなと思いながら、ロビーへノーリザベーション、ツデイOK? ちょっと待って空きありますと、若めの青年が答えてくれた。$170だけどと言われたが、雨で服は濡れてるし探すのはもうやだし、いいかここで。3階ですとキーカードを渡される。部屋に入るとこれはリッチな感じソファーにデスク、セミダブルベッド2台、広いしで早速着替えて服を乾かす。夕食は部屋にあったメニューをじっくり検討し、隣の建物でターキーサンドとスプライトを注文。部屋帰ってきて充電作業。
●電源を取れるところでは充電を確実に
●モバイルバッテリーは有効
6.25 サンドポイントからクリスティーナレイク
約194miles(310km)
朝、周囲を散歩。看板に華氏50、換算すると摂氏10度けっこう寒い。朝食をすませ出発。今日は国境越えCanadaに入る。時間的には余裕でいける。コンボイのエンジン音がこだましていた(Vimeo)。
朝の街に響く汽笛
iPhoneのNAVIで国境を入力すると、2号線から57号線へ右折していくというコースが表示されまあいい感じのコースだからここで行こうと出発。街の中心を過ぎて住宅街へ入る感じの道に結構MOTELの看板。なんだここまで来れば結構よさげなMOTELあるじゃないの、そうか中心地より街のはずれにあるんだなMOTELは考えながら$170は高かったな、きっとこの辺なら高くて$100ぐらいが相場だよね。なんて思いながら先へ進む。天気はイマイチ、山の方は雲が多い。57号を右折、いい感じの田舎道この辺は家も少ない、だんだん道が細くなってセンターラインも消えて一本道になった。前方に3台の4x4ピックアップが右折して前に入ってきたから、このままいってもきっと大丈夫と思い後につずいて進む。ダートになった、ん、このままいく? でもさっき3台行ったし大丈夫でしょ、てな甘い考えで進むと分かれ道、何ここで分かれ道。NAVI見ると左への表示、まだNAVIにでてるからいけるでしょ。左折し少し行くとピックアップが降りてくる。上からくるということは抜けられる道という日本の林道感覚で先に進む。NAVIによると後1時間30分の表示。この道で1時間以上かと思いながらここで崖から落ちたら一生見つかんないな。落ちないようにゆっくり進む。多分雲の中、寒いし霧もでてる。早く抜けなきゃと思いながらも落ちないように慎重に。やっと峠らしきところに、後は下りだもうすぐ抜けられる。景色はいい、まさかこのレンタルバイクでUSの林道を走るなんて予想してなかった。落ちないようにゆっくり行こう。すると前から車、それも普通のベンツ、すれ違いざまに見ると釣りをしに来ているようだった。このベンツこのまま行けるのかと思いながらも下って行くとやっと舗装路。この辺はキャンプしている人たちがちらほら、舗装路を抜けて突き当たると右折ボーダーラインの表示、やっとでた。
国境の手前で休憩。国境で英語わからないという感じでいると、奥からなんと日本語の税関用の用紙を持ってきてここにチェックをいれてということでチェックとサインして無事通過。Canadaに戻った。アメリカに入るよりスムーズだった。ここからの下りがまた最高のコーナーが続く。天気も晴れてきた。とおもいきや昼をパーキングエリアで食べ終わるぐらいに雨、山から降りてGSで給油。まだそんなに降ってない。次の山間には雲がかかってる。この雨雲の向こうまで走ればきっと晴れてる、雨はお構いなしに強くなる。雲を追い越せばと飛ばして雨の中を走る。途中にMOTELあったがNOだったのでひたすら走る。やっと雲を抜ける。道路表示にベッドのサイン、この先にMOTEL。
あった、あった、いい感じ。バイクを止めてオフィスへ。アジア系の顔の青年がデスク向こうで、OK! やっと泊まれる。料金はTAXいれて$107、$110出すと$100でいいよと笑顔で$10を返してくれた。田舎のMOTELは優しいね。服はびしょびしょなので、暑いけど、部屋の暖房をつけて乾かす。青年は外で2歳の子どもと遊んでる、若いお父さんだった。食事をするかと聞いてきたのでYES! 近くに3軒レストランがあるよ。一軒は3km先に、二軒目はその先を曲がってインフォメーションセンターの近くに、もう一軒は、ハンバーガーやさんだけどワンブロック先にあると教えてくれた。服も着替えたし散歩がてらワンブロック先のハンバーガー屋さんに向かう。ライトグリーンのマッスルカーが店の前に看板のように止まっていた。若い時に見ていたアメリカドラマに良く出てくるような風景、いい感じ。ハンバーガーをテイクアウトしMOTELのベンチで食べる。MOTELの外の椅子に女性が横に足を伸ばしながら電話をしてるのが見える、その横には犬がいる。これまた映画のワンシーンのようだ。空は夕日で晴れている、明日は晴れだな。後残りの2日。カナダツーリングも終わってしまうな。
6.26 クリスティーナレイクからハリソンホットスプリングス
約470km
明るい、青空である。昨日Booking.comでハリソン・ホット・スプリングスのMOTELを予約しておいた。目標はそこ、距離はそこそこある、準備をしてキッチンのある部屋に行って朝食、若いお父さんにグッドモーニング!美味しそうなパン、奥さんもそこから自分たちの分を取っていった。ジャーでかけますと挨拶すると、これ持っていきなよとミネラルウォーターのペットボトルをくれた。優しいなー。それじゃ~と軽く会釈してMOTELを後にした。
やっぱり晴れてないと、いやー実に気持ちいい。カナダに入ってからは山あいの道が多くずっと地平線までまっすぐなんてことはない。まてよこんなに山があるのにカナダ、アメリカ一度もトンネルを通っていない。日本だったらトンネルだらけ、こっちは地形に合わせて道を作っているんだろう。山があれば登って越える。谷があれば底まで降りてまた上がる。日本だとここに橋があるの、ここいらないんじゃないの。トンネルだって便利かもしれないけどちょと時間かかるだけじゃない、なんて道がある。こっちの考え方のほうが好きである自然のママがいいよ。坂を登るトラックが遅くても道を譲ってくれるし、ちゃんと登坂車線をゆっくり登っていってる。なんかせこせこしてないんだよね。それから街以外はすっ飛んで走ってるクルマも、街にさしかかりとスピードしっかり落とす。街を抜ければまたスピード上げて走っていく。なんかドライバーが優しい感じがした。
今日はやたらに車が多い、そうか日曜日だ。こっちに来て2週間仕事もしないでいると曜日の感覚がなかった。しかし暑いね、ジャケットのウインドジッパー全開。ちょっと混んでるところはクルマが繋がってるが100km/hで走れる。旧車のミーティングがあるのか60年台のホットロッド風や丸目のコルベットオープン、飛行機のようなテールのサンダーバード、かっこいいね。みんなピカピカ。バイクも多い。ほぼハーレー。半袖革のベスト、お決まりのスタイル。半袖じゃ寒いんじゃないの!
山を超え、丘を超え、いやーいい気持ち。そろそろランチでもキャンプグランドにバイクを止める。カナダツーリング最後のランチを作る、さっきGSのスーパーで買ったソーセージでホットドック+味噌汁。外で食べるとなんて美味しいんでしょう。鳥の声と川の音、風、日差しが強い。用をたして出発。小さな街のGSにさっきのオールドカーたちが集まってきている。すごい排気音、レストアされたオールドカスタムカーが数十台壮観である。
3号線から右折して7号線へ、今夜の泊まるMOTELのあるハリソン・ホット・スプリングス方面。ここもまたいい感じ。前にツーリングのグループが、後ろからもツーリングのグループ。随分バイクが多いな、バイカーにとっていい場所なのかなホットスプリングはなんて思いながらNAVIに従って行くと別荘地のような街の中を抜けると、突然すごい人と車、一方通行の道を人をよけながら進むと突き当りが湖、左に曲がると先のほうにSPA MOTELの看板。ここか!最悪じゃん!何だここ、芦ノ湖なんてもんじゃない超観光地。オフィスに行き予約してあるけどとアジア系親父さんにいうとはい、奥の1階8号室と言って鍵をくれた明日の朝早いんだけどキーはどうすればと聞くと、外のこのBOXに入れてと言ってさっさと奥に引っ込んでいった。愛想のない親父だ。やっぱりBooking.comでこの地区の最安値と書いてあった分だけ最低。NETの写真からは想像もつかなかった。昨日のホライゾンが良かったからなおさらだ。部屋は狭いし朝食ついてないし、ホント最低ここが最後の宿泊地だと思うとがっくり。MOTELは通りかかって確認してから決めるほうがいい、反省。そんなこと言っててもつまらなくなるので散歩でも行くか、外に出るが人が多い。湖の夕焼け、遠くにはたぶんウィスラーの山並みの裏側が見えている。一周してきたななんて思いながら、レストランで夕食なんて思えない感じで部屋でパンとチリビーンズの缶詰、ホライゾンからいただいてきたリンゴで夕食。寝ようとベッドに入るが上の部屋の話し声や歩きまわってる音がうるさくて、壁ば薄いんじゃないのこのMOTEL。さらに最悪な気分。明日早く出よう、バンクーバーには午前中に着けばいい、2時間ぐらいで着くはずだけど。
●Booking.comもいいけど、自分で雰囲気や環境を確認してから決めたほうがいい
●朝食も付いているMOTELがやっぱりいいね。
6.27 ハリソンホットスプリングスからノースバンクーバー
約125km
今日はカナダツーリング最後の125km。荷物をパッキング、キーをBOXに返しノースバンクーバーのWINDBELLに出発。7号線をゆっくり走ることにする。街を出て昨日右折して街に入ってきた交差点を直進。川沿いの田舎みち。だんだん出勤時間だろうか車が多い。標識もバンクーバーまで何キロの表示が多くなってきた。
このまま走って行くとWINDBELLの開店前に着きそうなので、川の土手道を走ってタバコを吸う。空は青いし川に映る日がキラキラ輝いている。きれい、きれい。あと少しでホント終わってしまうよ、カナダツーリング。よかった。
だんだんバンクーバーに近づくに連れて、車も多くなる。道も3車線に、CANADA 1に入って橋を渡ればWINDBELLだ。WINDBELLに到着。お疲れ様でしたとナガオさんが出迎えてくれた。2週間ぶり、日陰をテントで作ってくれてそこで預けていたスーツケースに荷物をパッキング。数時間後になバンクーバー空港に向かう、ナガオさんが空港まで送ってくれることになっているので、まずはバイクをレンタル屋さんに返しに行って、550kmオーバー分を精算して、朝から何も食べてないのでナガオさんと昼食、空港へ向かう。
このまま走って行くとWINDBELLの開店前に着きそうなので、川の土手道を走ってタバコ休憩。空は青いし川に映る日がキラキラ輝いている。きれい、きれい。あと少しでホント終わってしまうよ、カナダツーリング、よかったなー。
だんだんバンクーバーに近づくに連れて、車も多くなる。道も3車線に、CANADA 1に入って橋を渡ればノースバンクーバー。右折しWINDBELLに到着。お疲れ様でしたとナガオさんが出迎えてくれた。2週間ぶり、日陰をテントで作ってくれてそこで預けていたスーツケースに荷物をパッキング。 日本の旧車に載ってるバイカーがきた。カフェレーサー風、かっこいい。数時間後になバンクーバー空港に向かう。ナガオさんが空港まで送ってくれることになっているので、まずはバイクをレンタル屋さんに返しにノースバンクーバーから空港方面へ、バンクーバーは特に観光的なことはしないまま、レンタルバイク屋で550kmオーバー分を精算して、朝から何も食べてなかったのでナガオさんと昼食、空港へ向かう。来た時もWINDBELLの社長さんは日本に行っていてとのことで会えてなかったが、帰りもまた日本に行ってるとのことで会うことができなかったのが残念です。
色々お世話になりました。ナガオさんありがとう。夢が叶いました。また来ます、いつか。
やりました。海外ツーリング。
カナダ・北アメリカ5,500km。
●費用
航空チケット ANA約100,000
バイクレンタル 約130,000
wifiレンタル 約23,000
その他(ガソリン・宿泊・食費)約100,000
合計 約350,000円
いろいろ考えるとレンタルバイク代は安いな、ちなみに自分のバイクで5,500km走ったらタイヤを変えないとならない。ちょっといいタイヤに替えたら、50,000円以上かかるし、オイルを替えたらさらに、5,000円くらいはかかる。
って、考えると安い。食事代も贅沢しなかったら日本でも同じ以上にかかる。
日本で15日間もツーリングしたら1日15,000円としたら225,000円に高速代もかかる。ガソリンもリッター30km走ったとして、ハイオク130円として約23,000円。これだけで248,000円。タイヤやオイル代も考えると、海外ツーリングも決して高くない感じがした。後は時間どどうつくるかということ。
今回行ったバンクーバーからジャスパー・バンフまでのツーリンだったら1週間あれば金曜日夜でて日曜帰りであればちょっと走らなければならないが可能な感じだと思いました。
もし、考えてる方がいらしたら、
ぜひ、海外走って見てください。最高です。
疑問等ありましたら、応えられる限り協力します。連絡ください。